デジカメ撮影基礎知識 絞りとシャッタースピード 第5回HP作成勉強会(その3)

第5回HP作成勉強会第5回HP作成勉強会(続き)の続きです。

今回は、日南カメラの内山店長に教えていただいた、デジタルカメラの撮影方法の基礎知識を掲載しておきます。

コンパクトデジタルカメラでは設定できない機種もあるかもしれませんが、「絞り」と「シャッタースピード」を意識すると、撮影の幅がグッと広がります!

絞りやシャッタースピードは、どちらも入ってくる光の量を調整するのに重要です。

 

絞りとは、レンズ内にある「絞り羽根」と呼ばれる部分を開いたり閉じたりする事で、通る光の量を調節することです。それを数字で表したのが「絞り値」や「F値」と呼ばれています。F値は数字が小さい(絞りを開く)ほど明るく、大きい(絞りを絞る)ほど暗くなります

また、ピントの合う範囲(被写界深度)にも関係します。絞りを開くとピントの合う範囲が狭く(被写界深度が浅く)なり、絞ると広く(深く)なります。内山店長はこれを「目を細める(絞りを絞る)と、新聞の文字がはっきり見える」と表現されていました。
 ※被写界深度は、デジカメと被写体との距離が近いと浅く、遠いと深くなるそうです!

  絞りを開く 絞りを絞る 
F値 小さい 大きい
明るさ 明るい 暗い

ピントの
合う範囲

狭い 広い


つまり、前回の記事で紹介したような、被写体の手前にピントを合わせて後ろをボカした写真を撮るには、絞りを開く必要がありますね

シャッタースピードとは、シャッターが開いてから閉じるまでの時間の事で、速度が遅いほど通る光の量が多く、速いほど少なくなります。暗いところでは遅くして、速く動く被写体を撮るときには速くするのが基本です。ただ、遅くするとブレが起こりやすくなるので、三脚等を使うと良いです。

シャッター速度 遅い 速い 
明るさ 明るい 暗い

ブレ

起こりやすい 起こりにくい

この、絞りとシャッタースピードの組み合わせが重要で、撮影対象や撮影の意図にもよりますが、ちょうど良い明るさを保つには、絞りを開けてその分シャッタースピードを速くしたり、絞りを絞ってその分シャッタースピード遅くするなどの方法があります。