県内で唯一、土蔵造りの醸造蔵のある古澤醸造(名)さんにご協力を頂いて、いも焼酎ができあがるまでをご紹介します。

それぞれ写真をクリックすると、拡大して見れます。
 まず原料となる米を洗い、製麹機の中で麹をつくります。(写真右)

 そして、埋めてある甕(かめ)に移し、時々かきまぜながら7日間かけて酒母をつくります。(写真下)
 次に生芋を洗って蒸し、細かくします。そして、酒母・蒸しいも・水を仕込んで、10日程かけてもろみをつくります。(写真左下)

 この甕のある蔵の天井には創業以来の麹菌がびっしりついています。(写真右下)
 蔵に入ると、もろみからの焼酎独特の香りがとても強く、酔ってしまいそうです。
 蒸留機で熟成もろみを蒸留します。(写真左下)
 写真はありませんが、貯蔵タンクへ。(写真右下)
 この後、瓶詰めをして、ラベルを手作業で一枚一枚貼り出荷されます。

 事前に連絡を頂ければ、どなたでも見学できるそうです。
 (古澤醸造(名) 電話 0987−27−0005)


◎焼酎のちょっといい話
 血管の中には血液を固める「凝固因子」と血液を溶かす「線溶因子」とがあります。血液がスムーズに流れるために重要となるのは、もちろん線溶因子。中高年に心筋梗塞や脳梗塞が多いのは、線溶因子の働きが弱まり、血栓という血の塊ができやすくなるからです。ある研究で、適度のアルコールが血栓性疾患を予防することが分かりました。中でも焼酎は他をさしおいてダントツに強い効果を発揮するそうです。芋・そば・むぎなどを原料とする焼酎の成分が、線溶因子にあたる血中の血栓溶解酵素を活性化するそうです。
 もちろん、飲みすぎはよくありません。一日に、20度の焼酎なら2合、25度の焼酎なら1.5合が適量だそうです。

◎焼酎のウワサ話
 お湯割りを作る時、「お湯割りは、お湯が先か焼酎が先か」「どちらがおいしいか」、酒席で度々話題に上ります。特に南九州では、割った後かき混ぜないので、どちらが先かが味わいに影響があると言われます。そこで、宮崎県の居酒屋や、焼酎蔵のお客さんにインタビューしたところ、お湯が先だと「まろやか」「飲みやすい」「芳醇」、焼酎が先だと「辛い」「アルコールがガツンとくる」「しっかりしている」という実感の差がありました。味が違うのは確かのようです。そこでガッテンが分析してみると、焼酎を先に入れたほうが、アルコールの蒸発量が1.3倍多くなっていました。つまり、焼酎を先に入れると、鼻やのどなどを刺激するアルコール分が多く飛散するのです。

おいしいお湯割りの作り方

杜氏によれば、熱湯で割っては焼酎の味や香りが台なしとのこと。そこで、焼酎(25度のイモ焼酎)とお湯を1対1で割る場合、お湯の温度によってどんな違いがあるか、ソムリエの田崎真也さんに味わってもらいました。田崎さんのオススメは、60度。できあがりは、いわゆる人肌です。飲んでいる間に冷めたくないなら、70度でも良いでしょう。
※焼酎の銘柄とお湯の量によって、適温も異なります。あくまでも目安としてお考え下さい。

NHK「ためしてガッテン」2004年2月4日放送「大検証!焼酎のウワサ」より引用


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