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会頭挨拶

西都商工会議所創立60周年を迎えて

西都商工会議所 会頭 村上 牧雄

西都商工会議所は、昭和35年10月15日に西都市を支える経済界の先達によって設立され、本年創立60周年を迎えることとなりました。これまで、西都商工会議所の事業運営に多大なご支援、ご協力をいただきました行政当局をはじめ関係機関及び団体各位に衷心より御礼を申し上げます。

過去60年の歴史の中で、市街地中心地での三度の大火、二度に亘るオイルショック、大型店進出問題の混乱、さらには桜町地区及び駅西地区再開発事業などの商店近代化と、商工業の経営環境は大きく変遷いたしました。10年前には宮崎県において家畜伝染病の口蹄疫が発生し、畜産業のみならず、観光業、飲食業、運輸業など様々な業種において甚大な損害を受けたところであります。

歴代の会頭・議員・会員の諸先輩方はそれぞれの時代において、当会議所を中心に結束を強め、たゆまぬ努力を持って幾多の難局に立ち向かい、今日の地域経済の礎を築いてこられました。その努力に対し、深甚の敬意を表する次第であります。

さて、国内の景況については、米中貿易摩擦、海外経済の不安定さによる輸出産業の減速、消費増税による消費停滞もあり、全体的には景気回復を実感できない状態の中、本年2月以降新型コロナウイルスの世界的拡大により、日常生活や平常な経済活動は大きく毀損されました。バブル崩壊、リーマン・ショックでさえ今の経済状況と対比すると小さな出来事にすぎなかったと思えてなりません。
新型コロナウイルスの感染拡大は、観光・消費に大きな影を落とし、緊急事態宣言や休業要請・営業自粛により、飲食業・宿泊業・小売業・サービス業は窮地に追い込まれています。また、サプライチェーンの毀損・停滞や海外市場の低迷により、建設業や製造業においても部品調達の遅れ、一時帰休を余儀なくされている事業所もあります。

こうした危機的状況にいち早く対応すべく、当会議所は宮崎県商工会議所連合会を通じて、小規模事業所の倒産や廃業の防止策としての要望書を提出。西都市に対しても経済対策を要望し、政府・自治体から次々と打ち出される経済対策の活用促進を図りながら、資金調達や助成金申請等の支援に、商工会議所職員の総力を挙げて取り組んでいるところです。
また、テイクアウトやデリバリーで頑張っている飲食店応援のため当所ホームページに「飲食店テイクアウト紹介ホームページ」を立上げ飲食業を支援。8月に販売を終了した「西都市プレミアム付商品券」は、市民の皆様から販売額を大きく上回る申し込みをいただいたところです。
これからも会員事業所の実情に耳を傾け、より一段の支援施策の拡大が図れるよう、県・西都市と緊密に連携しながら、新型コロナ対策に最大限の努力を払ってまいります。

同時に、商工業者の皆様におかれましては、経済活動の再開と併せて、感染対策を意識した新たな社会経済モデルへの転換を行うことが求められています。具体的には、利用者が安心して来店ができるようなリスク低減策を構築していくことです。また、経済活動を再開した後も、再び感染拡大する状況を念頭に置き、感染拡大を防ぐ手立てを講じることも重要です。
当会議所もこの状況を逆手に取り、キャッシュレス化、働き方改革によるテレワークの活用等、会員の皆様の将来的支援も考えていきたいと思います。

ところで、最初に申し上げましたが、本年は西都商工会議所にとって60周年という節目の年であり、本来ですとそれにふさわしい事業を計画しておりました。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の状況下において、従来型の祝賀会等を開催することは、多くの来場者、参加される会員皆様の安全を最優先に考慮した結果、中止せざるを得ず、本年はもう一度考えを新たにし、次なる10年に向けた展望を考える1年にしたいと思います。関係者の皆様には、何卒ご理解賜りたくお願い申し上げるとともに、多大なご迷惑をお掛けしますことを深くお詫び申し上げます。

会員事業所の持続的な経営と地域経済の再生は、当会議所の使命であり、引き続き全力を傾注し取り組んで参ります。これからコロナ危機以前の
水準まで回復するには長い時間が掛かると考えられます。皆様とともにこの危機を乗り越えるためにも、会員並びに関係当局の皆様の一層のご支援
とご協力を賜りますよう、お願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

宮崎県内商工会議所サイト